ファックス通信「ちょっとお茶にしませんか?」
隔週でお送りしているコラム形式の読み物です。

■大量消費時代はもう来ない
・・・中小企業の現状
戦後から昭和50年位までは、中小企業は欠損法人が約30%でした。
従って<黒字対策>の時代でした。
昭和50年位から平成2年位までは、欠損法人が約50%でした。つまり半分が黒字、半分が赤字法人です。
赤字対策の時代
平成3年位から現在に至るまで、欠損法人が約70%です。つまり、赤字対策に追われている時代です。平成18年6月現在の法人数は、約297万法人で、前年に比べて2.8万法人が増えています。(出典:国税庁報道発表)
でも、この法人数に無届の休業・廃業も多く含まれています。
決算が赤字だと当然返済余力がないので、資金も自転車操業となります。
自分の会社だけは存続したい多くの経営者がそう思っています。中小企業の経営の主な失敗の原因は、<借入依存>と
<時代の流れに対する見極めの不足>そして<赤字経営の垂れ流し>です。
最も大きな要因は<日本経済の萎縮>です。もう大量消費時代は来ないのです。
借りたお金はいつ返すのでしょうか緊急経済対策で緩んだ借入金で一息ついています。でもこの借入はいつ返すのでしょうか?
■未経験の魅力
須藤君ちょっと玄関で写真を撮ってくれないか?と、デジカメを指差す僕。
私が通う法政大学大学院の玄関前の出来事です。
「ああ、いいですよ。ところで何に使うんですか?」
須藤君は28歳。某有名企業を1年間休業して学んでいます。
『うん、僕は企業(未来クラブ)派遣だから、一応会社に報告しないとね。折角だから、須藤君も撮ってあげるよ。』
・・・ニッコリと笑った良い写真が撮れました。
数日後、写真を須藤君にあげたっきり忘れていました。しばらくして授業で一緒になった須藤君から、
「金子さん、父に写真を送りました。」と、最上の笑顔です。
『そう、良かったね。田舎はどこですか?』
「群馬県の高崎です。」
『新幹線で便利でいいね。』
「でも、駅からかなり離れているのですよ。」
・・・と、すっかり会話が弾みます。
グループ分けの時、須藤君と同じ班になりました。少し声は大人しいが、とてもハッキリとした主張があります。
40歳半ばまでは経験未経験は半分位ですが、50歳を過ぎるとほとんど経験で行動や主張します。未経験の多い青年の主張は大きな魅力があります。